基本の構文の書き方~Subプロシージャの使い方
基本のVBAの書き方について解説させていただきたいと思います。
プロシージャとは
プロシージャとはVBAのプログラムをひと固まりにまとめたものを言います。物語の1章、2章とかイメージだとそんな感じです。プロシージャには下記種類かあります。
- Subプロシージャ
- 基本のプロシージャで単独で使用可能。 処理を行う専用で、値を返さない。
- Functionプロシージャ
- 処理を行って、値(答え)を返す。Subプロシージャに呼び出されて使用する。単独では使えない。

今は「Subプロシージャ」を基本的に使うと覚えてもらえれば大丈です
Subプロシージャの書き方
Sub プロシージャ名()
・・・内容
End Sub
Subプロシージャは必ずこの構文の形になっています。「マクロの記録」で実行した際はマクロ名がプロシージャ名になっています。
プロシージャ名の付け方
プロシージャ名は自分好みで自由に付けられますが、いくつかルールがあるのでご紹介していきます。
下記はプロシージャ名として使えない名前です。
禁止事項 | 例 |
---|---|
数字から始まる名前 | Sub 523tesu() |
記号(ピリオド (.)、感嘆符 (!)、@、&、$、# )を含めた名前 | Sub test_!test() |
アンダーバー(_)から始まる名前※先頭以外はOK | Sub _test2() |
スペースを含めた名前 | Sub new test() |
長すぎる名前(255文字以内) | Sub aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa…() |
VBAで定義されているキーワードと同様の名 | Sub set() |
モジュール内で使用済みの名前 | ー |
役割がイメージしやすい名前を付ける事をおススメします。因みに日本語名(例 Sub テスト等)もOKです
標準モジュールに書いてみよう

VBEを開いて標準モジュールを挿入しましょう。
コードウインドウに
Sub sample01 と入力してEnterキー を押してください。

「 () 」 と 「 End Sub 」
が自動入力されました
VBEにはこういった入力の補助機能もあります。こればVBEの環境設定でのオプション機能が働いているからです。設定画面の項目を確認してみたいと思います。
VBEのオプション・設定

上部の「ツール」 「オプション」をクリックするとオプションの設定画面が出ます
まずは編集タブからです。
全部チェック入れてください。
一番上の「自動構文チェック」の は外すよう解説してるサイトがほとんどですが、超初心者向けなので私の場合 有をおススメしています。 有の場合は、なぜエラーが起こったのか簡単な案内がある機能になります。

次は、エディタの設定タブです。
下記の設定で写真のような見た目になります。
見やすい色で設定してください。
※今後の解説では写真の色設定で進めます
種類 | 前景 | 背景 |
---|---|---|
標準コード | 白 | 黒 |
コメント | ピンク | 黒 |
キーワード | シアン | 黒 |
識別子 | 黄緑 | 黒 |
- プログラムをひとかたまりにまとめたものを「プロシージャ」という
- 標準で「Subプロシージャ」が使用されている
- VBEのオプション設定の仕方の確認
最後まで読んでいただきありがとうございました