オブジェクトとは
VBAにおけるオブジェクトとは、操作対象の事を指します。
例えば・・・代表的なものが下の通りです
オブジェクト
- セル
- 行、列
- グラフ
- ワークシート
- ワークブック
プロパティとは
プロパティとは、属性の事です。ポケモンで言えば炎とか草とか雷とかの事です つまり、対象に対する特性の事です。ものすごい数ありますが、イメージの付きやすい代表的なものの一例です。
オブジェクト | プロパティ | 説明 |
---|---|---|
セル | Value | セルの値 |
セル | Font.Color | セルのフォント色 |
セル | Interior.Color | セルの塗りつぶし色 |
シート | Name | シートの名前 |
グラフ | ChartType | グラフの種類 |
グラフ | Top | グラフの表示位置 |
プロパティは”オブジェクトの属性”なので、オブジェクトとセットで使用します。
オブジェクト名.プロパティ名で指定します
例) Range(“A1”).Value

VBEで実際にコードを入力すると、オブジェクト名の後に.(ドット)を入力すると補助機能で候補のプロパティ名が出てきます。PgDn( )で候補を選んでTabキーを押すと決定します。もちろん手入力もOKです。
メソッドとは
メソッドとは、オブジェクトに対する動作、操作の指定をする時に使用します。こちらもプロパティと同様にオブジェクトとセットで使用します。イメージの付きやすい代表的なものの一例です。
メソッド | 説明 |
---|---|
Select | オブジェクトの選択 |
Sort | オブジェクトの並び替え |
Delete | オブジェクトの削除 |
Activate | オブジェクトをアクティブにする |
Copy | オブジェクトをコピーする |
PrintOut | オブジェクトを印刷する |
簡単な構文のサンプル
プログラムの中身は上記紹介した「オブジェクト」「プロパティ」「メソッド」等の組合せで構成されます。組合せのサンプルを紹介していきます 。
プログラムを書く際は、これはメソッドだからプロパティだから等気にする必要はないです。
オブジェクト.(ドット) と指定する事を理解しといてください
サンプル文 | 説明 |
---|---|
Range(“A1”).Value=125 | (アクティブシートの)セル「A1」に”125″入れる |
Range(“B2”).Activate | (アクティブシートの)セル「B2」をアクティブにする |
Range(“C3”).Font.Color=RGB(255,0,0) | (アクティブシートの)セル「C3」の文字色を赤にする |
Worksheets(“Sheet2”).Delete | シート名「Sheet2」を削除する |
Worksheets(1).Name=”新しいシート” | 一番左のシート名を「新しいシート」にする |
Worksheets(1).PrintOut | 一番左のシートを印刷する |
まとめ
- オブジェクトとは…VBAでの操作対象の事(セル、シート等)
- プロパティとは…操作対象の属性の事 (Value、Font.Color、Name等)
- メソッドとは…操作対象の動作、操作を指定するもの(Activate、Delete等)
次回は条件分岐の書き方について解説させていただきます。最後まで読んでいただきありがとうございました