はじめに

今回はVBAの配列についてご紹介します。
本サイトでは、プログラミング初心者の方向けの丁寧な解説方法で紹介させていただいております。

この記事の概要

  • 使用頻度:
  • 難易度 :
  • 重要度 :
この記事を読んでわかること
  • 配列とはなんぞや
  • 配列を使うメリット
  • 配列の構文
  • 配列の具体的使用例

詳しく解説していきます

配列とは同じ種類のデータを効率よく扱う為のツールです。
“変数” 値入れる箱
配列” 変数の集合体ような役目で使用されます。

配列はVBAに限らず他のプログラミング言語でも重要なツールです。とっても効率的にコードが書ける実用的で汎用性の高いツールなので、関連用語の復習から順を追って説明させていただきたいと思います。

変数と配列イメージ

大事な項目なので、変数の復習からはじめましょう!!

復習~変数・データ型とは~

変数とは

変数とは値を入れる為の空箱です。入れるデータの種類で箱のタイプが異なります。
タイプを選んだ上で箱に「名前」を付けて使用します。

データ型とは

箱のタイプをデータ型と言います。
箱の中に入れるデータの種類に応じて箱のタイプを事前に選んで使用します。

例) 液体は液体用の容器に、 粉末なら粉末用に適した容器じゃないと

下の表が値の種類に応じたデータ型のタイプを示しています。
例えば中に入れるデータが文字ならば「String」に、日付ならば「Date」のタイプを選んで変数を使用してください。

数字のデータ型には種類がありますが、格納できる容量の違いです。赤字で記載してある方がサイズが大きいので常に整数なら「Long」小数も含まれるなら「Double」を使ってください。

データ型イメージ図
値の種類型のタイプ
文字列String
日付Date
真偽Boolean
なんでも屋Variant
数(整数)Long
数(小数)Double

変数の宣言

「この箱つかいます!」の宣言が必要です  宣言方法は下記の通りです

  •  【構文】:Dim 箱名 As データ型名
  •  【例文】:Dim mise As String

これは覚えたい

変数を使ってみよう~変数に格納~

11月の家計簿になっています。5行目のデータをA列からG列まで順番に変数に代入して、変数の宣言の仕方データ型の選定値の代入方法の確認をしてみましょう。

変数確認用の表

A~G列まで左から順番に変数を7個宣言しています。
D~F列は3個Long型が続いたので1行でまとめて宣言しています。
変数をまとめて宣言する時は、下記の通りです。

Dim 変数名 As 型,変数名 As 型,・・・

変数にセルの値を順番に代入しまっくています。

代入するものが表の5列目の値という事で関連性もあるのでプログラムの冒頭にまとめて記述しておくと分かりやすいと思います。

変数イメージ図

セルの値や計算結果を一時的に箱に入れて適時プログラム内で利用します。
わざわざ空箱にデータを移すってややこしいし、面倒なのではと思うかもしれませんので
変数使用の具体例をご紹介します。

台形の面積を求める

台形の面積の求め方 (上底+下底)×高さ÷2

変数
  • 変数は値を入れる箱
  • プログラム内で複数使用できるが、変数同士の繋がりはない   
配列
  • 配列は変数が整列したイメージ
  • 箱が並んでいて、「前から3番目の箱に値を入れて」「配列の前から順番に中身をセルに入れて」など整列している事でまとめて指示が出来るメリットがある。並んでいるから扱いやすくなる。
配列イメージ
  • コードが短くわかりやすくなる
  • 処理速度の向上
  • コードの修正時が楽

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